春の午後、“かわいい”って言われたくて。

春の午後、“かわいい”って言われたくて。


春の午後。
おひさまがぽかぽかで、風もふわっとやさしい日。

しょーくんとのデート。
それだけでドキドキなのに……今日はちょっとだけ、気合い入れてメイクしてみた。

「……今日、かわいく見えたらいいな」
小さくつぶやいた言葉は、誰にも届かないけど、
鏡の前の私は、少しだけ前より明るい顔してる気がする。


使ったのは、エチュードのフィクシングティント
ふんわりとした発色なのに、色モチがすごくよくて、マスクにもつきにくい。
「これ、デートメイクにぴったりじゃん……!」

色は、ちょっとだけ甘くて、春っぽい「ミッドナイトモーブ」。
大人っぽいのに、ちゃんと可愛さもある色で、塗った瞬間“わたしっぽさ”が引き出された気がして。


そしてもうひとつ。
エチュードのラブリークッキー ブラッシャーも、今日の秘密兵器。

ふんわりほっぺに乗せたら、
「え、わたしこんなにほんのりピンクなれたっけ?」ってくらい自然でかわいくなって。

ああもう……やっぱりエチュード最高すぎるっ!!


そして午後2時。
待ち合わせのカフェに着いたら、しょーくんが先に座ってて、窓の光を浴びてちょっと眠そうな顔してた。

「ののか、来た〜」

って声かけたら、しょーくんがぱっと顔をあげて、
私の顔をじーっと見てきて……そのまま、ふっと微笑んだの。

「……今日、なんか雰囲気違う。かわいい」

……しんだ。今のでわたし、もう今日のMVP確定。

「えっ、そ、そう!? そ、そんなことないけどぉ〜〜〜っ……!」

って照れながら目をそらす私に、しょーくんがカップを口に運びながら、
ちょっとだけ真面目な声で言った。

「ううん。今日の、ののか、ほんとにかわいい。……惚れ直すかも」


わたし、しょーくんに「かわいい」って言われたくて、
朝から何回も鏡見て、コスメ悩んで、時間かけてメイクしたんだ。

でも、こうやってたった一言で全部報われる気がした。
言葉って、すごい。

そして、ちょっとだけメイクの力を借りた自分を、少しだけ好きになれた気がした。


カフェのあと、ふたりで原宿をふらふら歩いて、
小さな雑貨屋さんに入って、おそろいのヘアピンを買った。

「これ、また今日の思い出になったね」
「うん。ののかと過ごした春の午後、って感じ」


原宿の雑貨通りをふらっと歩いていたとき

「ねぇ、しょーくん。あそこ行こ?」
ののかが指さしたのは、プリクラ機の並んだ小さなお店。

「プリ?……ああ、いいね」
しょーくんがちょっとだけ照れたように笑う。

たぶん、プリクラなんてふだん撮らないはずなのに、わたしに付き合ってくれる。そういうとこ、ずるい。


カウントダウンが始まって、ふたりで画面を見ながらポーズを決めて。
1回目はピース。2回目はハート。3回目は——

「最後、こうしよっか」
しょーくんが急に、私のほっぺに指をトンってあててきて。

「ふわふわしてる。……チーク、いい感じ」
「え、今言う!?」

もう、恥ずかしくて笑い転げたけど、
撮れたプリクラには、2人で顔赤くしながらもちゃんと笑ってる姿が写ってた。


そのあと、原宿のコスメ通りを歩いていたら、
エチュードのショップの前で、わたしが足を止めた。

「……やっぱり、もうちょっと可愛くなりたいな」
「え、今日のメイク、めっちゃ良かったよ?」

「ううん、もっと、“しょーくんの隣にいるわたし”として、かわいくなりたいって思っちゃった」
「……はは、それは、ちょっと嬉しいかも」


お店の中に入って、ふたりで並んでコスメを見てる時間が、なんだかすごく幸せで。
わたしがティントの新色を手に取ったら、しょーくんが隣からふと覗き込んで。

「それ、似合いそう。ピンクすぎないけど、ちゃんと甘さあるやつ」

「えっ、しょーくん、もしかして、、、メイクわかる人?」
「いや、ののかの顔はよく見てるだけ」

ちょっ……!!その言い方、ズルすぎでしょ!?!?
そんなこと言われたら、絶対それ買っちゃうじゃん〜〜〜〜〜〜っ!!!


おそろいでチークも選んで、ふたりで袋を持ってお店を出たあと。
夕方の光が差し込むベンチで、しょーくんがぽつりと。

「かのん、今日はさ。めちゃくちゃ可愛かった」
「う、うん、、、ありがとう」
「でも 俺だけの“かわいい”でいてね」

……なにそれ。もう、むり。しんだ。


帰り道、ぎゅっとつないだ手。
エチュードの袋の中には、新しいティントとチーク。
それはきっと、今日の思い出そのものなんだと思う。

「また可愛くなって、会いに来てもいい?」
「うん。俺が毎回、ちゃんと“かわいい”って言うから」


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あなたも“かわいい”の魔法を試してみてねっ♪


その夜、お風呂あがりにもう一度メイク道具を並べてみた。

今日、しょーくんに褒めてもらえたティントとチーク。
明日も、明後日も、いつかの特別な日も、
このコスメたちはきっと“わたしの味方”になってくれる気がする。

次のデートはどんなメイクにしようかな?
また「かわいい」って言われたくて——
わたしは、今日よりちょっとだけ自信を持って鏡に向かうの。

― end ―

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